職場のストレスを3分でチェック!原因の解説と対処、相談窓口も紹介

2018年11月19日 19:10:00労働問題

この記事は以下の人に向けて書いています。

  • 仕事で体がだるい、頭が重い、といった不快感に悩んでいる人

  • 仕事のストレスに対する対処法を知りたい人

  • 仕事での悩みについてどこに相談すればよいか知りたい人

はじめに

特に仕事が忙しいわけでもないのに、なんだか最近、疲れが取れない……。
その原因、もしかしたらストレスかもしれません。

自分では平気なつもりでも、仕事のストレスは気がつけば溜まっているもの。

こちらの記事では、ストレスの原因や、どれくらいストレスが溜まっているのかをチェックする方法、困った時の相談先などについて詳しく紹介していきます。

あなたの生活を見直すきっかけとして、活用してみてください。


1.主なストレスは4種類!原因別の簡易チェックリスト



仕事のストレスには様々な原因がありますが、厚生労働省の調査によると、中でも特に以下の4種類が多いとされています。


(参考:厚生労働省「平成 29 年 労働安全衛生調査(実態調査)」より「第 25表 仕事や職業生活に関する強いストレスの有無及び内容別労働者割合」)

そこで、この4つを軸に、ストレスチェックのリストを作成しました。自分がどんなストレスを抱えているのか、各項目ごとに調べてみましょう。

各項目ごとに、「あてはまる」と感じる項目が半分以上ある場合、ストレスをため込んでしまっているおそれがあります。

①仕事の質や量に関するストレス


②社内の人間関係によるストレス


③転勤など、環境の変化に関するストレス


④仕事の失敗、責任へのストレス


いかがでしたでしょうか。

もちろん個人差はありますが、これらの項目に多くあてはまり、かつ原因不明のだるさや頭痛などがある場合は、ストレスをため込んでいないか注意をしてみてください。


2.ストレスを感じていることがわかったら……とるべき対処法3つ



では、仕事でたまったストレスには、どう対処すればよいのでしょうか。

ポイントは、いったん仕事から離れ、ほかのことをしてみる、ということです。

つらいと思っていることをいつまでも考えると、思考の逃げ場がなく、余計にストレスが溜まってしまいます。抑え込むのではなく、解消しようとするのでもなく、「忘れる」「手放す」という意識が大切です。

この章では、その具体的な方法をいくつか紹介していきます。

①身近な人に愚痴を言ってみる

「後ろ向きなことばかりを言うのはよくない」

そんな言葉を受けて、つらいことがあってもついグッとこらえ、明るく振舞おうとしていませんか?

もちろん、あまりにもネガティブなことを言い続けるのはよくありません。しかし一方で、ネガティブな気持ちを溜め込んでしまうのもまた大きなストレスの原因となります。

仕事のストレスを溜めてしまう原因の一つに、本音を言えない事があります。自分の現状を誰かに知ってもらうだけでも、気持ちはスッと楽になるもの。吐き出して忘れるために、一時的に誰かに弱音を吐くのは、決して悪いことではありません。

まずは怖がらずに、少しずつでも「言葉」にする事が大切です。

そうはいっても、誰かに話すのは勇気がいる……そんな時は、日記や手記と言う形で、自分の感じたこと、思っている事を吐き出すのも一つの手です。そうしているうちに、自分の中の気持ちや考えを整理することもできるかもしれません。
身近に相談できる人が居ない場合は、後述する専門機関に相談してみてもよいでしょう。
窓口は記事の後半でも紹介していきます。

大切なのは、一人で我慢したり、抱え込もうとしないこと。。ネガティブになるのではなく、ネガティブな感情を忘れるために、自分に合った方法で吐き出してみてください。

②自分なりのストレス解消法・向き合い方を持つ

心が強い人は、ストレスを感じない人ではありません。

趣味などのストレス解消手段や独自の考え方など、上手にストレスと向き合う手段をたくさん持っているのです。
ここでは、どのようにストレスと向き合えばよいのか、その方法をご紹介します。

  • 自分が抱えているストレスがどのような物かを知る

    ストレスに対処するにはまず、ストレスの原因や、自分がいまどのくらいストレスを感じているのかを冷静に把握することが大切です。

    忙しくてイライラしているのなら、なぜ忙しいとイライラするのか、なにに対して、プレッシャーや不安を感じる傾向にあるのか、じっくりと自己分析してみましょう。

    ストレスの本質は、恐れです。

    他人が思うように動いてくれない。
    お金がない。
    課題やノルマを達成できない。
    失敗すると評価が下がってしまう。
    否定される、叱責されるのが怖い。

    恐れの根本的な原因は人それぞれで、もしかすると家庭環境や過去のトラウマと向き合うこともあるかもしれません。しかしその原因がはっきりすれば、自分の心の動きを冷静にとらえ、うまく付き合うことができるようになります。

    訳もわからずイラついてしまう、職場に来るとずっとイライラしたり、不安を覚えている……。

    そんなときこそ、まずはじっくりと自分に向き合ってみてください。

  • 仕事との付き合い方を考える

    自己分析をし、自分がなにを恐れているのかがわかったら、ストレスの原因となっていた人や仕事との関わり方を変えられないかどうか、考えてみましょう。

    それは考え方ひとつで変わるものである場合もありますし、今までのやり方を少し変える必要があることもあるでしょう。

    たとえば、いままで他人を信じられずひとりで仕事を抱えていた人は、他人を上手に頼る方法はないか、考えてみてください。

    上司や同僚とうまくいっていないという人は、逆にほかの人がなにを恐れているのかを考えうまくかかわる方法がないか探してみてください。勇気を出して一歩踏み込んでみることで、事態が好転することもあります。

    根を詰めて仕事をしすぎていたのなら休憩を適度に挟む、仕事を抱えていたならまずは一つずつでも誰かに任せてみる、業務量が多いのであればリストを作って優先順位をつけるなど、今の仕事のやり方を改善できないか、一度見直してみるのも良いかもしれません。

    方法は無限にあります。あきらめず、少しずつ自分にできることをやっていけば、きっと状況は少しずつよくなっていくはずです。

  • 仕事とプライベートの線引きをする

    ストレスとの付き合い方を考える一方で、「ストレスの原因から離れる」という原則も忘れないようにしてください。

    自宅でも仕事について考えてしまったり、夜も眠らず仕事をしていたりすると、その積み重ねが大きなストレスに変わる事もあるのです。

    仕事とプライベートをしっかりと切り替える時間を持ちましょう。

    一日必ず8時間以上の睡眠を取る、趣味をする時間を確保する……いきなりそこまでするのは難しくても、自分なりに仕事を忘れる時間を作ることを忘れないでください。


③退職・転職する

それでもどうしても合わない場合は、退職するなど環境を変えてもよいでしょう。

直属の上司に相談し、環境改善が難しいようであれば、退職の意思をしっかりと伝えましょう。

労働基準法では、(年棒制など)特定の期間の勤務を前提とした仕事でない限り、退職の2週間前までに辞職の意思を伝え、退職届を提出すれば退職が可能であるとされています。

もちろん、円満退職をする場合には会社と相談し、引継ぎ機関などを設ける必要がありますし、また、会社によっては退職を認めないブラック企業も存在します。

そんな際の退職方法に関しては、下記記事を参考にしてみてください。




3.困ったときはここを頼ろう……目的別相談窓口



最後に、職場のストレスで困ったときの相談窓口を紹介します。目的別に紹介しますので、あなたの状況にあわせて参考にしてみてください。

①心がつらいとき


②職場の問題を改善したいとき

  • 総合労働相談(労働問題全般)
    不当解雇やパワハラ、職場での嫌がらせなどの労働問題を対象にした地方自治体が設ける相談窓口となります。相談だけでなく、場合によっては(残業代未払いなどの)労働問題解決の「助言・指導」や「あっせん」の提案もしてくれる窓口になります。

    受付時間:各自治体によって異なる。詳しくはこちら

  • 雇用環境均等部(セクハラ・パワハラ)

    パワハラやセクハラなど、仕事上で起こりうる性差別やトラブルについて相談に乗ってくれる窓口となります。

    受付時間:月~金曜日(年末年始、祝祭日を除く) 8:30~17:15

  • 労働基準監督署(サービス残業などの違法な雇用)

    過度な残業や労働基準法に反する雇用トラブルについての指導・監督を担う厚生労働省のい機関となります。
    現在の職場が法的に違反した業務を押し付けてくる、トラブルなどが存在する場合は、こちらに訴えを起こすことで、場合によっては行政指導が行われる事もあります。

    受付時間:各自治体によって異なる。詳しくはこちら


4.まとめ

  • 体調が思わしくない、前向きになれない時は「ストレスチェック」を。

  • ストレスは「離れる」「相談する」「向き合い方を変える」事が重要。

  • どうしても辛い時、改善できない時は専門機関に相談してみよう。

おわりに

ついついないがしろにしがちな自分のストレス。

無理をしていないか、知らない間に抱え込んでしまっていないか。
自分の声に一番耳を澄ませられるのは、他ならぬ自分自身です。

心と体を壊す前に、いちど自分の状態に目を向けてみてください。


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