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再び急増中のAmazon詐欺…手口のトレンドと詐欺を見抜く4つの方法

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投稿日時 2018年09月03日 15時21分
更新日時 2018年09月03日 15時21分

この記事は以下の人に向けて書いています。

  • Amazonを名乗るところから、未払い料金の請求がきて不安な人

  • Amazonアカウントを乗っ取られ、どうすればいいのかわからない人

  • 周囲の人が偽Amazonによる架空請求の詐欺被害にあったという人

はじめに

有料動画の未納料金があります。本日中にご連絡無き場合は、法的手続きに移行致します

ある日突然、こんなメッセージがきたことはありませんか。

実はそれ、Amazonになりすました詐欺業者が送ってきた架空請求かもしれません。

消費者庁が2018年6月29日に発表しているように、偽Amazonからメールが届き、商品代金や会員登録料を請求されるケースが増えています。

そこでこの記事では、Amazon詐欺の具体的な手口とその対処法などについて解説します。

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1.こんな連絡が来たら要注意!偽Amazonからの連絡にありがちな文言



Amazon詐欺とは、ひとことで言うと架空請求の一種です。

その主な手口は、Amazonの公式アカウントのふりをした偽の請求をSMS(電話番号によるショートメッセージ)やEメールで送り、不安を覚えて連絡してきた人からお金をだまし取る、というもの。

そのため、こうした偽の請求でよく使われる言葉をあらかじめ知っておくことで、被害にあうまえに「なにかがおかしい」と気づく可能性を高めることができます。

架空請求のSMS・メールや、電話してまったとき、それぞれでよく使われるフレーズを紹介していきます。


<SMS・メール編>


①「商品代金が未納です。至急お支払いください」

相手から送られてきたSMSメッセージで、目につくところに書かれていることの多いフレーズです。商品代金のほかにも「会員登録料、有料動画サイト利用料」などの名目になっていることもあります。

「未納」と書かれていると、「何か支払いできていないものがあったのか」と動揺し、すぐに支払おうとしてしまうかもしれません。しかし、相手は、あなたの動揺を誘い、冷静な判断をさせないようにしているのです。

Amazonの公式ウェブサイトでは、「SMSを通じて未払いの連絡や督促をすることはない」と明言されています(詳しくは、こちらを参照)。SMSでの請求はすべて、無視をして問題ありません

ただし、Eメールで未払いの連絡がくるケースはあるので、注意が必要です

たとえばAmazonの有料コンテンツを利用しており、契約の加入時や月・年ごとの契約更新時にクレジット決済ができなかった場合などに、支払いを促すEメールが届く場合があります

架空請求かどうか判断がつかない場合は、Amazonのアカウントにログインし、メッセージセンターを確認しましょう

メッセージセンターには、注文確認や発送確認、アカウントの関連情報など、Amazonからの重要な連絡が届くようになっています

請求のメールが届いているのに、メッセージセンターに未払い通知の連絡がない場合は、架空請求とみてよいでしょう。

②「本日中にご確認頂けない場合、法的な手続きをとることがあります」

架空請求のSMSやメールに書かれていることが多く、あなたからの連絡を促すために書かれている文言です。

相手は、「法的な手続き」「少額訴訟」などとプレッシャーをかけて、あなたの不安をあおり、あなたから連絡をさせようとしてきます。そもそも、公式のAmazonからの連絡ではないので、この連絡を無視しても法的手段をとられることはありませんので、安心してください

仮に、①で紹介したようなクレジットカードでの月額料未納があった場合でも、サービスの利用停止になるだけです。いきなり「法的な手続きをとる」と連絡してくるケースはありません。

それでも不安な場合は、Amazonアカウントにログインして、メッセージセンターにも同じ通知が来ているかどうかを確認しましょう

③「購入商品の注文確認です」

Amazonからの購入確認を装って送られてくるフレーズです。

公式のAmazonからもこうしたメールは送られてきますが、この偽メールの場合、実際には注文してもいない商品であることがほとんど。さらに「心当たりのない方はこちら」として、特定のURLをクリックするように誘導してきます。

しかし、URLから飛んだ先にあるのは、Amazonそっくりの偽ページ。ここでログインIDやパスワードを入力させ、アカウント情報を盗むのが目的です。いわゆるフィッシング詐欺に分類されるタイプの詐欺と言えます。

メールで知らされた購入商品に心当たりがなければ、そのメールからではなく、Amazonのアカウントから注文履歴を確認するようにしましょう。

もし乗っ取られた場合、登録しているクレジットカードで勝手に買い物されるといった被害が出るおそれがあります。注文履歴を確認して身に覚えのない商品購入があれば、アカウントを乗っ取られているとみていいでしょう。

ただちにカスタマーサービスに連絡し、アカウントを停止するなどの措置をとってください。

④「あなたのAmazonアカウントに不正なアクセスがありました」

普段使っていないブラウザやパソコン、携帯電話などからアカウントにログインがあったことを知らせるメールです。

普段使っているブラウザや端末以外からAmazonのアカウントにログインしても、公式のAmazonから「新しいブラウザからログインしました」などの連絡がくることはありません。(詳しくはこちらを参照)

「ログインに心当たりがなければ、こちらのURLから操作を」と促されますが、③の注文確認メールと同じく、フィッシング詐欺です。

絶対に、メールに書かれたURLをクリックしてはいけません。


<電話編>


⑤「今日中に支払いをすれば、保険などにより後から返金されます」

ひとまずお金を支払ったほうがいいと思わせるためのフレーズです。当然、実際には返金されることはありません。

保険以外にも、

「○○協会がインターネットで受けた被害を全額返金してくれる」

などというパターンもあります。


すべて相手に支払わせようとするための口実ですので、気にしなくても大丈夫です。

⑥「ギフト券を購入し、番号を教えてください」

Amazonギフト券とは、コンビニなどで購入できるAmazon専用の金券のことです。裏に記載されている番号をAmazonのアカウント画面に入力することで、ウェブショッピングに利用することができます。

Amazon詐欺では、未払い代金の支払方法として、Amazonギフト券での支払いを提示してきます

具体的な流れとしては、まずコンビニなどで前払い式のAmazonギフト券を購入させ、ギフト券の番号(コード)を聞き出すというもの。

しかし、実際には、公式のAmazonがギフト券で料金を請求することはありません

ギフト券の番号を教えてしまうと、詐欺グループのアカウントに購入したお金を横取りされてしまいます。

ギフト券の番号を教えたり、そもそも購入しないようにしてください。

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2.偽Amazonからの連絡を見分けるチェックポイント4つ



これまで、Amazon詐欺にありがちなフレーズをご紹介してきました。

ただそれ以外にも、Amazonからきた連絡が本物なのか偽物なのか判断する方法がいくつかあります。


①Amazonからきたメールアドレス・電話番号を確認する

Amazonからの連絡は、いくつかの公式アドレスや電話番号から行われます。そのため、まずは送られてきたメールやSMSの番号が公式のものであるかを確認しましょう。

下記にAmazon公式ページで紹介されているアドレスを紹介します

これ以外のメールアドレス・電話番号から送られてきた場合、詐欺である可能性が高まります。

メール SMS
amazon.co.jp
amazon.jp
amazon.com
amazonbusiness.jp
email.amazon.com
marketplace.amazon.co.jp
m.marketplace.amazon.co.jp
gc.email.amazon.co.jp
gc.amazon.co.jp
payments.amazon.co.jp
09090097540
08021585817
引用元: Amazon.co.jp からの連絡かどうかの識別について

②注文履歴・支払い状況を確認する。

前章でもお知らせした通り、Amazonの注文・支払い状況は自分のアカウントから確認することができます。

本当に自分がその商品を購入しているのか不安な場合は、メールからではなく、自分のログイン画面から状況をチェックするようにしましょう。

③送信メールに書かれている連絡先が正しいものかを確認する。

①でお伝えした電話番号以外の連絡先がSMSやメールに書かれていた場合は、電話帳ナビで調べてみましょう。

架空請求業者の場合、「この番号はAmazonの架空請求に使われている」と口コミが書かれていることがあります。

また、東京くらしWEBの架空請求事業者一覧 には、Amazonを名乗って架空請求を行った業者の名前が書かれています。

(一例)
  • アマゾン(株)受付センター
  • アマゾンカスタマーセンター
  • アマゾンサポートセンター

こうした一見すると公式のAmazonからの連絡に思えそうな業者名が使われていないか、確認してみましょう。

④どうしてもわからない場合はカスタマーセンターに相談する

どうしても確信がもてない場合、Amazonのカスタマーサービスに連絡すると確実です。

カスタマーサービスへの連絡では、大きく分けて2種類の方法があります。

Amazonからの連絡を待つ方法と、自分で電話をかける方法です。

<Amazonから連絡してもらう方法>
この方法は、アカウント情報と問い合わせ内容を予め伝えておくため、電話がつながってからの話がスムーズに進みます。


(1)トップページ下部にある「ヘルプ・サポート」をクリック
(2)「問題が解決しない場合は」をクリック
(3)「カスタマーサービスに連絡」をクリック
(4)「カスタマーサービスに連絡」をクリック



(5)「電話でのお問い合わせ」をクリック
(6)「その他」をクリック
(7)「注文に関連しないその他のお問い合わせ」をクリックし、電話番号を入力

<自分で連絡する>
自動音声が流れた後、カスタマーサービス担当者に電話がつながります。

  • フリーダイヤル:0120-999-373
  • 有料の電話番号:011-330-3000

先ほどお伝えしたアカウントの乗っ取りでは、ログインできなくなっている可能性があるので、Amazonに自分で電話連絡をして、アカウント情報と乗っ取られたことを伝えましょう

その後Amazonが調査し、あなたのアカウントを取り返すだけでなく、乗っ取られている間に商品を注文されていても、注文・支払い請求をキャンセル処理する対応をとってくれます。


3.もし被害にあってしまったら……相談・通報先窓口3つ



Amazonのカスタマーセンター以外に、メール・連絡が届いた際の通報窓口や、電話などでしつこく請求された場合の相談先についても紹介します。

①Amazonや各携帯電話会社の通報窓口

<Amazon>
stop-spoofing@amazon.co.jpにEメールを送信しましょう。

一番簡単な方法は、詐欺メールを転送し「詐欺メールが届いた」と伝えるすることです。

そのほか、詐欺メールの「本文」「メッセージヘッダー」「HTMLソース」を添えて、Eメールで連絡する方法もあります。


さらに、各携帯電話会社にも連絡しましょう。

基本的には、メッセージを送ってきた相手の電話番号やメールアドレスを転送する本文に追加し、指定のメールアドレスに送ります

詳しくは、各携帯電話会社のウェブサイトを確認しましょう。

docomo
  • 迷惑メール・SMSがきた場合
    メール画面のサブメニューから「迷惑メール報告」をクリックする。
  • docomoのアドレスから迷惑メールがきた場合
    imode-meiwaku@nttdocomo.co.jpに転送する。

au
  • 迷惑メールがきた場合
    (auアドレスからの迷惑メールの場合も同様)
    au-meiwaku@kddi.comにメールを送る。
    もしくは、メールの受信画面のサブメニューから「迷惑メール報告機能」を使う。
  • 迷惑SMS(Cメール)がきたの場合
    0077-7089に電話する
    受付時間 9:00~17:00(平日)
    通話料金は無料。

softbank
  • 迷惑メール・SMSがきた場合
    ・iPhoneの場合
     a@b.c
    ・iPhone 以外の場合
     メール受信画面のサブメニューから「迷惑メール申告」をクリックする。
  • softbankのアドレスから迷惑メールがきた場合
    stop@meiwaku.softbank.co.jpにメールを送る

②国民生活センター(消費者ホットライン)/消費生活センター

電話番号 188
または
03-3446-1623(平日のみ)
受付時間 平日:10時~12時 13時~16時
土日祝:10時~16時
(各地の窓口受付時間による)

消費者庁が運営する「国民生活センター」の相談窓口です。国民生活センターか最寄りの消費生活センターにつながり、さまざまな詐欺の事例について相談にのってもらえます。
もしくは、直接最寄りの消費生活センターに電話してもいいでしょう。
こちら から、調べてみてください。

③警察相談専用窓口

電話番号 #9110
受付時間 平日:午前8時30分~17時15分
(各警察本部で異なる)

住んでいる都道府県に応じた警察の相談窓口につながります。
事件性があるかどうかの判断がつかない場合でもかけても大丈夫な番号です。事情を相談すると、さらに専門の窓口につないでくれることもあります。


4.とられたお金は返金可能?もしお金を支払ってしまった場合にできること



Amazon詐欺にあい、ギフト券などでお金を支払ってしまった場合、返金してもらうことは非常に困難です。

ただ、ギフト券の番号を相手に教えてすぐに詐欺だと気づいたら、まだ取り戻せる可能性はあります

Amazonギフト券は、アカウントにギフト券についているコードを入力し、お金をチャージして使用します。

そのため、早急に自身のAmazonアカウントでギフトカードのコードを登録しましょう。まだ相手に登録される前であれば、あなたが登録したことでコードが使えなくなるので、お金を取り戻す(支払わない)ことが可能です。

<Amazonギフトカードの登録方法>
  • Amazonトップページから、「アカウントサービス」をクリック。
  • 「Amazonギフト券を登録」をクリック。
  • Amazonギフト券の裏面に記載されているギフト券番号を入力して「アカウントに登録する」ボタンをクリック。

そのほか、詐欺の返金について詳しく解説した記事があるので、参考にしてみてください。


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5.まとめ

  • AmazonからSMSや電話で未払い代金の督促があった場合は、架空請求である可能性が高い。

  • アカウントを乗っ取られるフィッシング詐欺にあわないよう、相手から提示されたURLではなく、ChromeなどでAmazonアカウントにログインし、注文履歴を確認してみる。

  • 偽メールがきたら、Amazonと各携帯電話会社に報告し、国民生活センターや警察に相談する。

おわりに

いかがでしたか。

いつも使っている身近な通販サイトからの連絡は、信じ込みやすく、うっかり騙されてしまうかもしれません。

相手からのメールや電話だけで判断せず、自分のアカウントから情報を確認しましょう。

この記事が、皆さんのお役に立てば幸いです。


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