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アダルトサイト詐欺に注意!突然請求画面が出たら取りたい3つの行動

投稿日時 2019年04月16日 17時52分
更新日時 2019年04月16日 17時52分

この記事は以下の人に向けて書いています。

  • アダルトサイトを見ていたら突然請求画面が出てきて困っている人

  • ひとりで解決する方法や家族や友人以外の頼りにできる相談先を教えてほしい人

  • トラブルに巻き込まれないための有効な事前対策について知りたい人

はじめに

「ご登録ありがとうございます。7万円を2日以内にお支払いください」

アダルトサイトの動画再生ボタンや「18歳以上」をクリックしたとき、このような画面が突然現れたらワンクリック詐欺の可能性が大。お金を振り込まなくていい場合がほとんどです。

この記事では、突然に請求画面が出現したときに真っ先に取りたい行動や、ケース別に応じた対処法をご紹介しています。

友人や家族には知られたくない……そう考えている人は参考にしてください。

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1.突然請求画面が出てきた!真っ先に取りたい3つの行動



クリックして法外な請求画面が表示されたときは、慌てず次の行動を取るようにしましょう。

①請求画面が出てきても慌てない

まずはすぐに応じないようにしてください。契約のほとんどは無効なもので、お金を支払う必要がないからです。

  • そもそも契約が成立していない

    契約にはお互いが意思表示をして、それが合致する必要があります。クリックしただけでは「有料会員に登録する」という意思表示をしていると認められず、そもそも契約に至っていません。


  • 最初から相手を騙すつもりで契約している

    この手の詐欺は、有料サービスであることを隠しているか、わかりにくい表示の仕方をしていることが大半。しかしそれは意思表示の内容と実際に思っていたことが違う「勘違いによる契約」、あるいは「最初から騙すつもりで結んだ詐欺の契約」となるため、契約者は「無効」だと主張できます。


  • 広告表示義務を果たしていない

    請求画面を突然見せてユーザーの動揺を誘うために、契約前に「料金」や「購入」という言葉を使ったボタンを表示していないのもよくあるケースです。

    ただし有料のウェブサービスの提供は、法律で「料金表示やクリックすると有料の申込みになるとユーザーに知らせる広告表示義務を果たさなければならない」と決められています。


  • ユーザーに申し込みの最終確認をさせない

    契約や申し込みの最終確認がないまま突然に請求画面が出てきた場合は、「サービスを販売するときユーザーに最終確認させて取り消す機会を与えなければいけない」という法律に抵触する恐れがありますので、契約の無効を主張できることがあります。

②よくある言葉が使われていないかチェックする

アダルトサイトの詐欺で使われる請求画面はさまざまですが、ある程度よく使われている文言があります。

以下にまとめましたので、似たようなフレーズがないかチェックしてみてください。

ご入会ありがとうございました。3日以内にご利用料金をお振込みください。
会員IDを発行しましたので、ご自宅に登録証明書を郵送いたします。
お客様の端末情報(もしくはプロバイダ情報)は完全保存されました。
間違ってご登録された場合は、電話かメールで退会申請してください。
申請がない場合は誤作動登録でもご精算いただきます。
お支払いの確認が取れない場合は、債権管理部の者が直接ご自宅に伺います。

これらの文言が使われているときは詐欺を疑いましょう。振り込みをしないのはもちろん、さらなる架空請求被害にあわないよう指定の電話番号には連絡しないのも大切です。

なお端末情報などが表示された場合や家に来ると言われたときでも、安心していい理由は以下の記事で詳しく説明しています。


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2.こういうときはどうしたらいいの?ケース別の対処法を一挙ご紹介



次に請求画面が出てくる以外のトラブルについて、ケース別に対処法をご紹介します。

①請求画面が消えないとき


ユーザーの不安を煽ろうとする常套手段です。スマホとパソコン、それぞれの対処法は以下になります。

  • スマホの場合

    iPhone

    ブラウザ画面を上にスクロールして、下に出てきたタブボタンをタップ。タブ一覧から削除したいタブの×ボタンを押す。
    その後ホーム画面から「設定」→「Safari」を順にタップして「履歴を消去」「Cookieとデータを消去」をそれぞれ選択する。
    Android

    ブラウザ画面を上にスクロールして、上に出てくるタブボタンをタップ。タブ一覧から削除したいタブの×ボタンを押すか右にスワイプする。


  • パソコンの場合

    設定を不正に書き換えるプログラムをダウンロードしてしまった可能性があるため、セキュリティーソフトでスキャンをかけてみてください。

    ソフトがない場合はダウンロードする前の状態に戻すか、パソコンの初期化が必要です。速やかにパソコンメーカーのウェブサイトにあるFAQを見るか、サポートセンターに連絡してください。

②請求画面表示と一緒にシャッター音が聞こえてきたとき

請求画面表示の瞬間にシャッター音を聞かせ、「顔写真を保存しました」という文言を見せてきたとしても振り込む必要はありません。

そもそもサイトを通して写真撮影するためには、写真のアクセスをユーザーがOK(認可)するかどうか確認する画面が必ず現れなければいけません。「18歳以上」や動画の再生ボタンを押しただけでは撮影できず、相手はこちらの顔を把握していないので安心してください。

ほかにバイブレーションや警告音が鳴るなどの仕掛けもありますが、不安を煽るための演出にしか過ぎません。

③不審なアプリをダウンロードしてしまったとき

個人情報を盗み取ろうとしたり、スマホを乗っ取るためのアプリの可能性があるのですぐにアンインストールしましょう。

時間が経っている場合は、TwitterやFacebookなど各SNSのほか、ログインが必要なアプリやブックマークしているサイト全てのパスワードなどを変更することも大切。

少しでも普段と異なることがあったら、データのバックアップを取って初期化することも検討してください。

もし誤ってタップしてしまい高額な請求画面が出てきても、上記と同じ理由で無効にできるので、支払いには応じないようにしましょう。

④相手先に連絡して名前や住所を教えてしまったとき

以下の連絡先にすぐ相談してください。放っておいて相手業者から民事訴訟を起こされるケースもあるためです。

  • 消費者ホットライン

    消費者庁が設置している窓口です。専門の相談員から、契約や詐欺に関するトラブルを解決するためのアドバイスがもらえます。

    電話番号 188(いやや)
    受付時間 各地域による
    ※つながらない場合は国民生活センターの「平日バックアップ相談」へ
    電話番号 03-3446-1623
    受付時間 平日10時~12時、13時~16時


  • 都道府県警サイバー犯罪窓口

    インターネット上のトラブルに対応している警察の窓口です。各都道府県に設置されていて、最寄りの窓口の連絡先はこちらで調べられます。

⑤お金を振り込んでしまったとき

  • 振り込め詐欺救済法を利用する

    振り込め詐欺救済法は、詐欺に使われた口座を金融機関が凍結などの手続きを行い、残っているお金を被害者に分配する制度です。

    オレオレ詐欺などの対策として設けられた手続きですが、だまされてお金を入金してしまったケースであれば対象となります。

    利用する際は、相手口座を管轄する金融機関に「詐欺に利用された口座の可能性があるので凍結してほしい」と通報してください。

    なお連絡先は、銀行は全国銀行協会のウェブサイトに記載されているそれぞれの詐欺被害者専用のホットライン、そのほかの金融機関は各ウェブサイトの相談窓口となります。

    警察への被害届も必要なので、連絡したあとに提出するのを忘れないようにしましょう。

    下記記事では手続きの仕方について詳しく説明しています。利用できないケースなども挙げているので参考としてください。


  • 弁護士に相談して訴訟を起こす

    専門機関への相談や制度の利用でもお金を取り戻せなかった場合、弁護士に相談して訴訟を起こし、相手業者に損害賠償請求するのもひとつです。

    ただし民事訴訟の費用は、弁護士への支払いを含めておおむね20万円以上かかることがほとんど。振込額を上回る可能性があるため、一考が必要です。

    このようなときは、集団訴訟を検討してみましょう。

    これは同じ被害にあった仲間と一緒に相手を訴える訴訟方法で、弁護士費用などを分担できる場合があります。

    集団訴訟サービスenjinでは被害者を集めるプロジェクトを立ち上げられるので、選択肢のひとつに入れてみてください。

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3.被害を未然に防ぐには?トラブルに巻き込まれない対策



アダルトサイトの詐欺に対しては、さまざまな専門機関や被害者を守る制度があります。

しかし必ずしも全額取り戻せるとは限らないため、やはり事前の対策が重要です。

この章ではトラブルに巻き込まれないための方法をご紹介します。

①クリックを誘うような文言に注意する

アダルトサイトの詐欺では「見たい」という心理を巧妙に利用して、リンクやバナーのクリックを誘ってきます。続きが気になるようなタイトルや広告の文言には注意しましょう。

SNSを通じて直にリンクが送られてきたときも、安易にアクセスしないようにしてください。

②少しでも怪しいと思ったら利用規約に目を通す

身元が不明なアダルトサイトなどは、クリックをする前にサイトの利用規約に目を通すようにしましょう。

中には確認画面で小さく利用規約を表示し、それに気づかず先に進んだユーザーに請求画面を提示する手口もあります。

③アプリやソフトをダウンロードするときは一度ネットで検索

画像や動画を見るのにアプリやソフトが必要と書かれている場合は、ネットで評価や口コミを調べるようにしてください。ただ、高評価であってもサクラの可能性もあるので、すべてを鵜呑みにするのは危険です。

最近では無料アプリと謳ってダウンロードを誘い、後に登録と称してメールアドレスや個人情報を入力させ、請求画面を送りつける手法もあります。

いずれにしてもアプリやソフトの作成者や出自が不明なときはダウンロードしないほうが無難です。

④ポップアップブロック設定をする

使用しているブラウザのポップアップブロックを有効にすることで、請求画面が閉じられない事態を防ぐことができます。主なブラウザの設定方法は次のとおりです。

Google Chrome

Google Chromeを開いて、一番上にある点が3つ縦に並んだアイコンをタップ。「設定」→「サイトの設定」→「ポップアップとリダイレクト」と進んでONにする。
Safari

「設定」を開いて「Safari」をタップし、「ポップアップブロック」のスイッチを入れる。
Microsoft Edge

Microsoft Edgeを開いて、右上にある点が3つ横に並んだアイコンをクリックして「設定」を選択。下にある「詳細設定の表示」を開いて、「ポップアップをブロックする」をONにする。

⑤セキュリティソフトを導入する

ワンクリック詐欺の対策はもちろん、情報漏えい防止やウイルス対策にもなります。


4.まとめ

  • 突然請求画面が出てきたら詐欺の可能性が大。契約の無効が主張できるのですぐに応じないようにしましょう。

  • 詐欺業者はあの手この手で不安を煽ってきます。困ったときは弁護士や消費者ホットライン、警察に相談を。

  • 思わずクリックしたくなる広告や文言には要注意。万が一に備えてセキュリティソフトなどを入れておきましょう。

おわりに

アダルトサイトで困ったことが起きたとき、なかなか周りの人に相談がしづらいもの。

しかし解決を急いでお金を振り込んだり連絡してしまったら、それこそ詐欺業者の思う壺です。

大切な財産を失わないよう、この記事や専門機関のアドバイスを元に行動するようにしてください。


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