高齢者のスマホトラブルが急増中!契約&日常に潜む危険9件と対処法

2019年03月15日詐欺・消費者被害

この記事は以下の人に向けて書いています。

  • 高齢の親を持つ子供世代の人

  • 高齢者がスマートフォンを契約するときのトラブルが気になる人

  • スマホを利用した詐欺の手口や対策を知りたい人

はじめに

高齢者の間でもスマートフォンが普及していますが、それに伴いトラブルも急増しています。そのため、高齢の親がスマホを持つことを心配している方は多いでしょう。スマホを利用した詐欺だけではなく、契約時のトラブルなども起きています。

予備知識を持たない高齢の親がいる場合は、周りの家族が気をつけておくことが大切です。しかし、気をつけるにしても、どのようなトラブルが起きているのか確認し、対策を立てておく必要があります。

そこで今回は、高齢者のスマホトラブルを契約時と日常使いに分けて紹介し、それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

1.スマホ契約のトラブルが急増中……5つのケースと対処法



スマホの契約時は、若者であってもトラブルが起こりがち。

しかし、特に高齢者の場合は、販売員の説明を上手くのみ込めないことが多く、言いなりになって契約を結んでしまうケースが多発します。このように、スマホの契約で起こり得るトラブルについて詳しく見ていきましょう。

①タブレット端末などをセット販売される

スマホを契約したいだけなのに、タブレット端末などをセット販売される場合があります。

本当に便利かどうか判断がつかない高齢者に対し、タブレットやwifiルーター、スマホのアイテムや充電器などがあると便利だと伝え、一方的に販売します。

「これをつけると安くなる」、「セットで購入した方がお得」、「2年間使えば実質0円で購入できる」などと言われ、よくわからないまま購入させられてしまうものです。スマホには、充電器など必要なものが元からセットになっているため、その他のものを購入する必要はありません。

ただし、絶対に不要というわけではなく、高齢者がスマホを使用する目的や方法などによっては、購入した方がいいケースもあります。どのような場合に利用すべきか、費用対効果などを踏まえ、本当に必要なものかどうか判断したいところです。

また、スマホのデータ通信量を通常では使わない大容量に設定されることもあるため、使用方法や頻度に基づいて、最適なデータ通信量を考え、適切なプランを契約するよう促しましょう。

②不要なオプションサービスの追加

「オプションサービスに加入すると、スマホの機種代金が安くなる」などの名目で、契約者がよく理解していないにも関わらず、たくさんのオプションをつけてくるケースがあります。

例えば、スマホ紛失時の位置確認サービスや、紛失した際に新たな端末を支給するサービス、呼び出し音楽などがあります。実際に使わなさそうなサービスや、OSに元から付随している機能であれば、その場で契約を断りましょう。

また、1ヶ月だけ加入して、翌月までに解約すればいいと言い、肝心の解約方法を詳しく伝えないケースもあります。この場合は解約方法をショップに確認し、その場で方法をメモして親に渡すなどしましょう。解約を忘れないように翌月までに連絡したり、代わりに解約する方法も検討した方が良いでしょう。

③使い方の詳しい説明がない、あっても不親切

高齢者のなかには、「スマホは使ってみたいけれど、使い方が難しそう」という理由で購入をためらう人も少なくありません。

販売員は「わからないことがあれば教えますよ」と購入を促すことがほとんどでしょうが、高齢者自身が実際にわかっていないことをきっちり教えられていないこともあります。 そもそも「なにがわからないのかもわからない」という場合もあり、販売員が一通り教えたとしても、伝わっていなかったり、誤解があったりすることもあり、「詳しく教えてくれなかった」となってしまうこともあるでしょう。また、悪質な販売員であれば、適当な説明で済ませてしまったり、説明書などを渡すだけで済ましてしまうケースも考えられます。

  • 購入前にスマホを操作してもらう

    購入前であれば、まず家族のスマホを見せたり、簡単な使い方を教えたり、店舗で触ってみてもらったりして、自分に合っているかどうか確認してもらうのもいいでしょう。ここで「やっぱり無理そう」とわかれば、そこでやめてもいいのです。

このほか、契約していなくても参加できるスマホ教室を探してみたり、購入後であれば、キャリアが開催しているシニア向けスマホ教室も。もちろん、自分で親に手取り足取り教えて、チャットなどのコミュニケーションツールを覚えてもらえば、その後の家族の連絡もスムーズになります。

④違約金がかかってしまった

スマホを分割払いで購入する場合、完済前に解約すると違約金が発生するケースがあります。

また、完済していても契約期間が決まっており、一定期間の解約時に違約金が発生することが一般的です。

違約金が発生しない月に解約する際、料金が日割りにならず、1ヶ月分の料金を請求されることがあります。契約書の内容を確認する必要がありますが、小さな字で記載されていることもあるため、高齢者は見落としがち。本人と一緒に確認し、解約時の注意点をチェックしましょう。

⑤通話料定額サービスに加入したはずが高額請求された

一定額を支払うことで、通話料が無料になるサービスがありますが、通話料が定額にならず、高額請求されるケースが後を絶ちません。これは、通話料無料の条件を満たしていないことが主な原因です。

特定の電話との通話や特定のアプリを使用した通話だけが無料になるなど、様々な条件が定められており、それを把握していなかったためにトラブルが起こりがちです。契約時に「そもそも必要なアプリなのか」「特定の通話相手の設定は必要か」などを含めて確認しましょう。

⑥それでも契約してしまった場合の解約方法

様々な事情から、どうしても解約が必要になった場合は、電気通信サービスの「初期契約解除制度」を利用しましょう。この制度は高齢者など配慮が必要な消費者の保護が目的で、契約書面の受領日を1日目として8日以内であれば解約できる制度です。

解約までに利用したサービスにかかる料金や事務手数料などは支払う必要がありますが、違約金などは支払うことなく解約できます。事務手数料には法令の上限があり、高額請求を防ぐための仕組みがあります。

解約方法は、はがき等の書面に解約したい旨を記載し、業者に送るだけです。店舗で解約を引き留められる心配もありません。

ただ、初期契約解除制度は、基本的に光回線などの通信サービスと一緒に購入したスマホには適用できません。この場合、契約した通信サービスの電波状況が悪い、料金などの説明に問題があったなど、業者側の不備がなければ解約できないのです。

契約の理解があいまいになりそうな高齢者の場合は、ひとりで店舗に行って契約することがないように気を付けましょう。



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2.スマホの操作ミスや高齢者を狙った詐欺…日常で注意したいトラブル



高齢者自身が実際にスマホの操作自体はなんとかこなせたとしても、詐欺や商品購入のトラブルには別の注意が必要になります。使い慣れないことによる誤操作、予備知識を持たない詐欺の手口に関しては、巻き込まれないようなサポートを考えていきましょう。

①ネット通販トラブル

ネット通販では、オペレーターと会話して商品を選ぶのではなく、自分でスマホをタップして選ぶことになります。そのため、間違った商品を購入したり、同じものを複数個購入したりするトラブルが後を絶ちません。

また、無料サンプルを注文したはずが、定期コースに加入してしまったケースもあります。定期コースは解約できますが、違約金を請求され、結果的に損をするのです。

このような操作ミスや商品・サービス内容を理解しないまま購入や契約をしてしまったり、実物と写真が似ても似つかない偽物が届いたりするなど、詐欺にあうケースもあるため注意が必要です。

下記の記事も参考にしてみてください。


②架空請求詐欺

ショートメールサービス(SMS)機能で身に覚えのない高額請求をされたり、送られてきた動画を再生したら料金を請求されたりする詐欺が近年横行しています。

また、「Amazon」を名乗る送信元から「1年以上前に再生した動画の料金が支払われていないため、法的措置に移行する」などと記載されたメールが届き、料金をだまし取る手口も。大手通販サイトなどの企業名をかたる詐欺業者がいることも注意として徹底しておきましょう。

いずれの場合も料金を支払う必要はなく、支払いはもちろん、届いたメールは無視して問題ありません。何度も請求されることがありますが、無視し続けましょう。確認のために、相手に連絡を取ると、こちらの個人情報が洩れる恐れがあります。

対処法はこちらの記事でも詳しく解説しています。


③振り込め詐欺

「振り込め詐欺」は、あらゆる口実を用いて金銭を振り込ませる詐欺です。振り込め詐欺には、家族や友人のふりをして金銭を振り込ませるオレオレ詐欺、還付金があると嘘をつきお金を振り込ませる還付金詐欺などがあります。

還付金詐欺は、常に連絡をとりながらATMを操作させる手口のため、スマホや携帯電話を持っているからこそ被害にあいやすい詐欺です。自分の口座に還付金を振り込む手続きしているように見せかけ、実際には自分の口座から別の口座へ振り込ませるよう誘導することが特徴です。今すぐにATMを操作しなければ、還付金を受け取れなくなると言われることで、冷静に判断できなくなります。

高齢の親には、このような詐欺があることを事前に伝えておき、連絡があった場合は家族に確認を取るようルールを作ることが大切です。

振り込め詐欺はあらゆる手口があるため、家族でも注意喚起をして情報を共有しておきましょう。こちらの記事も参照してください。


④フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、偽の銀行やカード会社のウェブサイトに誘導し、クレジットカード番号などを入力させることで、カード情報をだまし取る詐欺です。銀行やカード会社を騙る業者からメールやSMSで連絡が入り「今すぐカード情報を入力しなければカードが使えなくなる」などと言われます。

詐欺業者はこのような言葉で焦燥感を煽るため、高齢者は本物そっくりのウェブサイトであることから騙されてしまいます。

銀行やカード会社から、そのような連絡はこないことを事前に伝えておきましょう。

⑤トラブルの対策・対処法

トラブルや詐欺を防ぐ対策法について、次のようにまとめました。
トラブル・詐欺の種類 対処法
ネット通販トラブル ・通販を使いたい場合は、家族が代わりに注文する。
・公式サイトや有名な通販サイトでも本物のサイトかどうかを確認する
架空請求詐欺 ・自らの意思で購入したもの以外には、一切料金を支払わない。

還付金詐欺 ・還付金に関する連絡がこないことを伝えておく
・自動通話録音機を導入する(自治体によっては貸し出しがあるので問い合わせてみましょう)
オレオレ詐欺 ・登録していない番号を着信拒否する
フィッシング詐欺 ・金融機関などから、カード番号の入力を求められることはない旨を伝えておく


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3.トラブルに巻き込まれたら……いざというときの相談先



もし、トラブルに巻き込まれたら、どのように対応すればよいでしょうか。公的なものから、民間の通信キャリアまで様々な窓口があります。

できれば契約者本人と一緒に問い合わせ、できるだけ詳しい状況を伝えることが大切です。相談窓口と具体的な利用方法をご紹介します。

①消費者ホットライン(188)

詐欺やトラブルに関する相談を受け付けています。この後、どこに連絡をとるべきか、何をするべきかなどの情報を得られるため、まずは消費者ホットラインに連絡しましょう。「188」に電話することで、近くの消費生活相談窓口に繋がります。

②警察相談専用窓口(#9110)

「#9110」にかけると、管轄の警察の相談窓口に繋がります。

110番とは違い、緊急性がない相談に対応していることが特徴です。犯罪被害にあったと思った場合に相談しましょう。問題解決に向けたアドバイスや今後とるべき行動などの情報を得られます。また、必要に応じて法テラスなど他の専門機関を紹介してもらえます。

受付時間:月~金8:30~17:15
定休日:土日祝(当直か音声案内による対応)

③電気通信事業者協会相談窓口

スマホの契約時などに十分な説明をしてもらえず、トラブルになった際に相談しましょう。トラブルの内容を踏まえ、事業者のお客様相談窓口を案内し、トラブルが解決するようサポートしてくれます。

電話番号:03-4555-4124
受付時間:月~金10:00~17:00
定休日:土日祝・年末年始

④各携帯キャリアのサポート窓口

契約やオプションなどのトラブルに関しては、各携帯キャリアのサポート窓口に連絡しましょう。

  • NTTドコモ
    電話番号:151(ドコモ携帯から)0120-800-000(一般電話から)
    受付時間:9:00~20:00
    定休日:年中無休

  • au
    電話番号:157(au携帯から)0077-7-111(一般電話から
    受付時間:9:00~20:00
    定休日:年中無休

  • ソフトバンク
    電話番号:157(ソフトバンク携帯から)0800-919-0157(一般電話から)
    受付時間:9:00~20:00
    定休日:年中無休

4.まとめ

  • スマホの契約時に光回線やタブレット端末などのセット購入や多数のオプションをつけられ、高額請求されることがあるため注意。

  • スマホを持っていると、振り込め詐欺や架空請求詐欺などの業者から連絡が来やすくなるため、事前に詐欺の全貌を伝えておくことが大切。

  • 被害にあった場合は、各相談窓口に連絡をして、次にとるべき行動などの情報を得る。

おわりに

高齢者は、詐欺やトラブルにあわないための予備知識が少ないため、周りの家族が注意しておくことが大切です。近年、詐欺は複雑化してきているため、被害にあう人が後を絶ちません。周りの家族が本人に注意喚起しておくとともに、何かあったときは必ず家族に相談するよう伝えておきましょう。



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