詐欺電話の最新手口5選!なりすましの種類と頻出ワードからみる対策

2019年01月09日詐欺・消費者被害

この記事は以下の人に向けて書いています。

  • 電話を使った詐欺の最新手口を知りたい人

  • どのような名目で詐欺が行われるのか確認したい人

  • 高齢者の身内がいるため、詐欺の対策を知りたい人

はじめに

電話を使った詐欺は、携帯電話の普及した昨今、メジャーな手法のひとつとなっています。

認知度が高まるのに比例して手口も巧妙化し、見抜くのがどんどん困難になっているのが現状です。

そこでこの記事では、電話を使った最新の詐欺手口やよく使われる言葉を紹介するとともに、事前に詐欺を予防するための方法についてもご紹介します。

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1.巧妙化する電話を使った詐欺……最新のなりすまし手口5つ



親族になりすます、いわゆる「オレオレ詐欺」のイメージが強い詐欺電話ですが、近年では身内ではなく、警察官や弁護士など、一見信頼できそうな立場の人を装って電話をかけてくるケースが増えています。

この章では、加害者がなりすます立場とよく使われる言葉についてご紹介していきます。

①警察官になりすますパターン

特に増えているケースが警察官への成りすましです。

警察から電話がかかってきたら、多くの人は「何かあったのか」と思い、言われた内容をすぐに信じてしまいがち。加害者はそうした心理を利用し、警察になりすまして被害者を自分の思うとおりに誘導していきます。

  • 「あなたのクレジットカードが詐欺事件で悪用されています」

    「証拠として回収したい。捜査に必要なので暗証番号も教えてほしい」として、クレジットカードを送付させるパターンです。場合によっては偽警察官が直接家にカードを取りに来る場合もあります。

    クレジットカードだけでなくキャッシュカードでも同様の手口で詐欺が行われ、口座から現金を引き出される被害が増えているようです。

  • 「騙されたふり作戦にご協力をお願いします」

    騙されたふり作戦とは、被害者が詐欺の電話に引っ掛かったふりをして加害者をおびき寄せ、待ち合わせ場所に現れた加害者を警察が逮捕するという囮作戦のことです。

    この作戦を逆手にとり、「騙されたふりをして、いったんお金を加害者の口座に振り込んで欲しい」などと持ち掛け、お金を騙し取るケースが出ています。

    騙されたふり作戦で実際に被害者のお金を使うことはありません。上記のような提案を持ち掛けられたら、いったん電話を切るなどして、警察署に相談しましょう。

②銀行員になりすますパターン

銀行員から連絡があると、言われたことをすべて信じてしまいがちですが、真っ赤な嘘。言葉巧みに口座番号や暗証番号を聞きだされてしまいます。

  • 「通帳が偽造され、犯罪に使われています」

    不安になったターゲットに「新しいキャッシュカードや通帳を作り直す必要があります。これから担当者がお伺いするので、現在使っているものを渡してください」と言って、警察官になりすますパターンと同様、キャッシュカードや通帳を直接受け取る手口です。

③クレジットカード会社になりすますパターン

直接クレジットカード会社の社員を名乗る人物から連絡が来るほかに、自動音声のガイダンスを使った手口を用いられる場合があります。

クレジットカード会社では問い合わせの際に機械音声が対応することが多く、その印象を逆手にとった詐欺と言えるでしょう。

  • 「カードの請求について至急お知らせしたいことがあります。まずは電話機の〇番を押してください」

    気になって指示通りにする人がいるかもしれませんが、そもそも不正利用などの理由で自動音声でクレジットカード会社から連絡が来ることはありません。

    連絡すると、クレジットカード会社を名乗る人物に個人情報を聞き出され、身に覚えのないクレジットカードの請求について話されます。

    被害者が事実を否定すると警察署に取り次がれ、警察官にお金を支払うように指示されますが、この警察官も偽物。こうした電話はすべて無視してください。

④弁護士になりすますパターン

弁護士を装っている場合、詐欺被害者を再度騙す目的で「被害を取り戻しましょう」と連絡が来るというパターンがほとんどです。すでになんらかの被害を受けている場合は注意しましょう。

  • 「弁護団が結成されました」

    弁護士へ依頼するための着手金などを名目に、金銭を騙し取る手口です。

    実在する弁護士を名乗っていることもありますが、いったん電話を切って、相手が名乗った弁護士事務所の電話番号を調べて連絡し、事実か確かめましょう。

    日本弁護士連合会:弁護士情報提供サービス ひまわりサーチ

⑤市役所職員になりすますパターン

市役所や税務署の職員を名乗って還付金の受け取りをするように促してくる還付金詐欺の手法です。

  • 「医療費の還付金があります」

    「ATMの操作で還付金を受け取ることができる」と言われ、指示通りにATMを操作すると、口座預金を加害者の口座に振り込んでしまいます。

    還付金詐欺の詳しい手口は、こちらの記事でご紹介しています。



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2.電話を使った詐欺はどのような名目?典型5つ



先ほどは最新のなりすましについてご紹介しましたが、この章では、どのような名目でお金を騙し取ろうとするのか、その詐欺の種類についてご紹介します。

①オレオレ詐欺

被害者の身内を名乗って連絡し、お金を要求する有名な手口です。うっかり身内の名前で呼びかけてしまうと「そうだよ、〇〇だよ。実はこういう理由でお金が必要なんだ」などと言われます。

加害者は、ターゲットの信用を得るために

・風邪ひいているので声がちょっと違うかもしれない
・最近携帯電話を買い替えたけど連絡し忘れていた

などと言って、不審に思われそうなポイントをカバーします。

お金が必要な理由として挙げるのは多種多様。

・交通事故を起こしてしまった
・不倫をして慰謝料を請求されている
・会社のお金を紛失した
・友人の借金の保証人になってしまった

など、「すぐにお金が必要」と思われる理由を言ってきます。

お金の受け取り方は口座振り込みだけでなく、「会社の先輩が行くからお金を渡してほしい」などと言って、現金を手渡しさせる方法もあります。ターゲットを不慣れな場所に誘導し、戸惑っている間にお金を受け取るということもあるようです。

また、郵便などでお金を送るよう指示してくるパターンもあります。

いずれにしても、不審な電話はすぐに切ってしまうことが大切です。

②架空請求詐欺

架空請求は、名前の通り、架空の利用料金を請求してくる詐欺のことです。メールやはがきでの連絡が多い詐欺ですが、電話でも行われています。

主な手口は、「未払い料金があるので、支払ってください」と連絡してくるというもの。ターゲットが驚き戸惑っている間に、巧みな話術でお金に口座を振り込ませたり、レターパックや宅配便で現金を送るよう誘導します。

さらに、話の途中で個人情報を聞き出され、後に悪用されるパターンもあるようです。

例えば、「こちらは小林さまの携帯電話ですよね?」と言われれば、つい「違います。〇〇です」などと言ってしまいがち。そのような方法でどんどん個人情報を提供してしまいます。

途中で架空請求だと気が付き、電話を切ったとしても、住所や名前、メールアドレスなどを提供してしまっていたら、電話やメール、はがきなどで架空請求の連絡が頻繁にくるようになってしまいます。

大切なのは、相手の質問には答えず、すぐに電話を切ること。架空請求への対処法は、下記を参考にしてください。


③融資保証金詐欺

融資保証金詐欺とは、実在する金融機関を装って電話(ファックス)やはがき、チラシなどで融資の勧誘を行い、融資申し込み後に「まず最初に保証金を支払ってください」などと言ってお金を支払わせる詐欺のことです。

「3か月間無利息」「固定金利0.5%」などの魅力的な条件についつい申し込みをしてしまう人もいますが、こうしたうたい文句は詐欺業者による嘘。また、電話だけで融資の申し込みができたり、「保証金を支払うように」と言われたら、間違いなく詐欺です。

電話で伝えられた金融機関の名称やチラシに書かれたロゴを見て「あの金融機関からのお知らせだし、大丈夫だろう」と信用してはいけません。もし気になる場合は、自分で金融機関の連絡先を調べて、「この話は本当か」と確認の連絡をしましょう。

電話やチラシで案内された連絡先には電話しないでください。

④還付金詐欺


先ほどもご紹介しましたが、税金や医療費を払い過ぎた人が返金を受ける「還付金」という制度を悪用した詐欺です。

電話で「還付金があります。期日が間近なので本日中に手続きをしてください」などと言われ、最寄りのATMを指示通りに操作するよう言われますが、還付金の受け取りでATM操作をすることはありません。

還付金は、県や市から送られてくる「還付金通知書」の指示に従い、口座振込依頼書を返送して口座振り込みか窓口で受け取ります。

還付金についての案内でATMの操作を指示されたら、間違いなく詐欺です。

⑤投資詐欺

投資詐欺にも様々な手口がありますが、電話を使ったものだと、「あなたの住んでいるところだけに特別な仮想通貨の購入権がある。買い取るので、権利を譲ってほしい」などと言われるパターンがあります。

この手口は、下記のような流れで進んでいきます。

・「当選」「特別購入権」などと書かれた仮想通貨や宝飾品のパンフレットが自宅に届く
・「権利を売ってほしい」という業者から連絡が来る
・了承すると、「後でお金を支払うので、いったん代理購入してほしい」と言われる
・購入後、業者に連絡をしても電話がつながらない
・パンフレット送付業者に返品の連絡をしても拒否、もしくは電話がつながらない

このほか、警察や弁護士を名乗る人物が登場し、代金の支払いを強要するパターンやオリンピック・パラリンピックへの投資名目で投資を持ち掛けられることもあります。

また、代理購入ではなく、偽の証券会社から「絶対に儲かるから購入したほうがいい」と連絡が来て自分用に購入してしまうこともあるようです。

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3.騙されないためにやりたいこと



それでは、このような電話を使った詐欺の被害にあわないためには、どのような対策が必要なのでしょうか。

詳しくご紹介していきます。

①電話は基本的に留守番電話設定にしておく

あらかじめ、留守番電話設定にしておくと安心です。本当に用事がある人からの連絡であれば、留守電にメッセージを残します。詐欺をしようとしている人は自分の音声データを残すことを嫌がるため、留守電にわざわざ言葉を残しておくことはほぼありません。

ただし、留守番電話を聞いて折り返すときも、自分が登録している番号に連絡しましょう。

かかってきた番号に折り返すリダイヤル機能や留守電を残した相手が言い残した番号に連絡してしまうと、詐欺にひっかかってしまうリスクがあります。必ず、事前に登録している番号に連絡してください。

また、電話帳に登録していない番号からの電話はすべて拒否する設定にしておくことも効果的です。見ず知らずの番号はすべて拒否するため、詐欺の電話を受け取ることがありません。

②家族にしかわからない合言葉を使う

「名前を名乗った後に〇〇と言う」などとあらかじめ家族間で決めておき、電話をする際は必ず合言葉を言うようにしましょう。

そうすることで、たとえ「俺だよ、俺」という電話がかかってきても、「合言葉を言わないから詐欺だ」と気が付くことができます。

また、少しでも不審に思ったら、家族にしかわからないエピソードを話してみるといいでしょう。

「この間、買ってきてくれたお土産は何だっけ?」「結婚記念日はいつ?」というような質問をいくつかしてみて、ひとつも答えられなかったり間違った答えをしてくれば詐欺だとわかります。

③ATMの振込限度額を下げておく

これは、もしも騙されてしまった場合に備えての行動です。ATMを操作するよう指示されても、振込限度額を低く設定していれば、大金を騙しておられることはありません。

被害を抑えることが可能です。

④成年後見制度を利用する

もしも、認知症などで判断能力が衰えている人が身内にいた場合、成年後見制度の利用を検討しましょう。この制度を利用すると、詐欺契約の解除を後見人が行うことができたり、被後見人の財産管理を行ったりすることができます。

ただし、財産が莫大などの理由で専門的な知識を持つ専門家が後見人に選ばれることもあり、その場合は、選ばれた専門家へ多少の費用が発生するので、注意してください。


4.まとめ

  • 電話を使った詐欺の処方として、警察官や銀行員など、信頼してしまいやすい立場の人になりすます手法が増加している。

  • 少しでも不審な連絡があったら、まず一度電話を切り、自分で正しい番号を調べたうえでかけなおす方が安全

  • 予防策として、電話の設定変更や、家族観での合言葉作成、ATMの振込限度額制限などの行動を実施しておこう。

おわりに

いかがでしょうか。電話を使った詐欺では、加害者が複数いることが多いため、相手のペースに乗せられて信じ込まされるケースが後を絶ちません。

一番大切なことは、怪しいと思ったらすぐに電話を切ること。話を聞かなければ、騙されることはありません。

この記事が、皆さまのお役に立てば幸いです。




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